今年も洋菓子の祭典「ダイナースクラブ フランス パティスリーウィーク2024」が始まっています。
4年目となる今年は、北海道から沖縄まで過去最高の301店が参加!!!
参加店は共通のテーマでフランス菓子を創作して、それぞれのお店で期間中に一斉販売してイベントを盛り上げています。
今年の共通テーマは「サヴァラン」に決定していて、参加店にはすでにこだわりの「サヴァラン」が並んでいますよ。
十人十色の個性派ばかり!この夏「サヴァラン」を楽しもう♪
6月に開催されたプレス発表会では、10人のパティシエさん達が、それぞれ個性的な「サヴァラン」を持って集まりました。
スイーツファンにはお馴染み、テレビなどでも見かける有名なパティシエさんが大集合しているのを見て、「フランス パティスリーウィーク」の盛り上がりを感じます。
毎日忙しい中、それぞれの想いで作り上げた「サヴァラン」は、どれもこれも個性的で、とっても美味しそう✨
実は今年のテーマが「サヴァラン」と聞いた時、私が想像したのは、たっぷりの洋酒をしみ込ませた、地味なイメージのケーキ(美味しいんだけどねw)。
これは、良い意味で期待を裏切られた感じです。
当日、会場にいらしたイベントアドバイザーでもあるフランス菓子研究家・大森由紀子先生に「サヴァラン」についてうかがいました。
フランスの伝統的な洋菓子「サヴァラン」とは
『美味礼讃』の著者で、フランス人美食家として知られているブリヤ=サヴァランに敬意を表して名付けられたフランスの伝統的な洋菓子「サヴァラン」。
形状はリング状が多く(リング状でない場合は「ババ」と呼ばれることも)、シロップに浸されてしっとりした食感が魅力で、フルーツやホイップクリーム、ナッツなどがトッピングされています。
通常シロップには、ラム酒やアルマニャックを使うのが定番ですが、このイベントでは、夏らしくジンやワイン、グランマニエ、更には日本酒を使ったサヴァランも登場。
参加各店が「フランス パティスリーウィーク2024」のために考案した特別な「サヴァラン」を、ぜひお楽しみください。
気になる個性派「サヴァラン」をピックアップ
というわけで、会場内で試食できた「サヴァラン」の中から、印象に残ったものを紹介していきます!
サバラン スクエル マイス
「MAISON GIVREE(メゾンジブレー)」江森宏之シェフ
江森シェフは、季節のフルーツや野菜を使ったケーキやジェラートがお得意なのですが、なんと「とうもろこし」をサヴァランに仕立てたのだそう。
コーン茶 タヒチバニラ ラム酒のシロップをたっぷり染み込ませたサバラン生地の上に、とうもろこしのブリュレ、キャラメルチョコレートクリームを重ねてあります。
トッピングには焦げ目のついたとうもろこしも見えますが、素材のとうもろこし自体の甘さが、見事にサヴァランと一体化していて、カリカリ、ふわふわ、しっとり、なめらかなど食感もいろいろで感動の美味しさ。さすが江森シェフだ~
サヴァラン「Kiku」
「Galet Galet (ガレガレ)」大澤 智弥シェフ
古くから日本で愛される花「菊」と、フランス伝統菓子のサヴァランの組合せ。
生地には、金柑とバニラ、ハーブの香りのシャルトリューズを使ったシロップをたっぷり染み込ませてあります。中のクリームからは、ほのかにミントも感じられました。
サヴァラン サングリア
「パティスリー レザネフォール」菊地 賢一シェフ
生地には、赤ワインとオレンジ果汁とフランボワーズとエピスをバランスよく混ぜ合わせてシロップが霜こんでいます。
上にはムースショコラとクレムシャンティ、トッピングにミックスベリーとオレンジのコンフィを飾ってある華やかな一品。
3種類試食しただけでも、それぞれ個性的で美味しい~
絶品!夏のスイーツ・パティスリーめぐり
全国で開催中の「サヴァラン」をテーマにした「フランス パティスリーウィーク2024」は、7月31日(水)まで開催中。
あなたもお近くの参加店に足を運んで、個性的なサヴァランを味わってみませんか?
全国の参加店の情報は公式サイトからチェックしてみて!
⇒ https://francepatisserieweek.com/
Instagramでは素敵な賞品が当たるフォトキャンペーンも実施しています!
⇒ https://www.instagram.com/france_patisserie_week/
私も、301店舗の中から実際に選んで行ってみたお店があるので、機会があればその「サヴァラン」も紹介できればと思います。