すべての人に美味しいコーヒーを飲んでほしい!
ひとりでも多くの人に、コーヒーの品質や風味、香りを語れるようになってほしい!
という願いを込めて、3月2日、南青山にコーヒーの専門学校が開校します。
先日、カフェミケランジェロ(代官山)で開催されたICA発足&JICI開校のプレス発表会には
世界屈指、伝説のコーヒーハンターとして国内外で認められる 川島良彰氏も登壇。
川島氏は、“コーヒー豆はフルーツ(果物)”をコンセプトにしたカフェ
「ミカフェート」の代表取締役でもあります。
「コーヒーのために出来る事は全てやる」と、
畑や樹の剪定、収穫、加工、精選、輸入、そして焙煎包装までこだわりぬき、
シャンパンボトルに加圧包装された極上の珈琲豆「グラン クリュ カフェ」や、
美味しいコーヒーソフトクリームなどを取材した記事 ⇒ カフェ ミカフェート
2014年秋からプレビュー講座が開講され、このたび正式に開校の発表となったのは
ジャパン インターナショナル コーヒー インスティテュート開校(JICI)、
及び一般社団法人 インターナショナル コーヒー アソシエーション(ICA)発足。
まずは、川島校長から、本物の美味しいコーヒーの基準や、
その流通方法などの説明をうかがいました。
同じ農園の中でも、陽の当たり方、雨の降り方、品種、土壌などによって品質が違う珈琲の実。
決して、高地で取れるものだけが良いというわけではなく
珈琲の実が、どれだけ成熟してから収穫するか、など諸条件によって
その味も、まったく変わってくるのだそうです。
また、輸送や保存管理によっても、せっかく美味しい豆が台無しになる事も多いそう。
本当に美味しいコーヒーをいただくには、コーヒー豆の輸送時も、
高品質なワインなどと同じく、温度管理されたリーファーコンテナで運ぶのが良いのだとか。
そんな説明を聞きながら、コーヒーのテイスティング。
日本で一般的に流通しているコーヒー豆と、品質管理を徹底したコーヒー豆の飲み比べです。
まず、最初にいただいたカップのコーヒーは、
カフェやコーヒーショップなどで、かなり飲みなれた味。
続いていただいたコーヒーは、すっきりクリアで雑味がなく
香り(アロマ)も最高で、本当に美味しい~~
このコーヒー、スペシャリテでも何でもなく、豆のクラスとしては普通の一般レベルなのだそう。
豆の選別や輸送方法、保存、管理などをしっかり行えば
普通の豆でもこんなに美味しくなるなんて、正直驚きました。
こんな美味しいコーヒーを、すべての人に飲んでほしいというのが
JICIを開校する一番の理由だそうです。
カリキュラムを説明された 西牟田 実 理事長によると
ターゲットは、フード業界の専門家だけでなく、一般のOL、主婦、学生なども含め、
それぞれの目的に合わせて、レベルや資格も準備されているとのこと。
初心者向けに、美味しいコーヒーをいただけるようになる一日講座から、
食品のプロが、総合的にコーヒーを学べる場まで幅広く展開されます。
いろんな人に、コーヒーの知識が広がり
みんなが、コーヒーを楽しめる文化の実現を目指したいという思いと、
「すべてに人に美味しいコーヒーを」という言葉に感動しました。
この日、試飲したコーヒーの美味しさは別格。
あのコーヒーが、一般的に飲めるようになれば、コーヒー好きの人が今より増えると思います。
一般社団法人ICA(インターナショナルコーヒーアソシエーション)
JICI(ジャパンインターナショナルコーヒーインスティテュート)
東京都港区南青山5-4-44-201