恵比寿にある、隠れ家的なおすし屋さん「鮨 ふじまさ」に行ってきました。
名物は、これでもかと雲丹を贅沢に乗せた軍艦!!!
丁寧な仕込みの赤酢のシャリの江戸前握りと一品料理の「おまかせコース」を楽しんできました。
恵比寿 鮨 ふじまさ
お店は、恵比寿駅から徒歩3分ぐらい。
JR恵比寿駅の西口に出て、アトレ恵比寿西館の横を線路沿いに坂を上がっていくと、左手に行灯が見えてきます。
階段をあがって2階にあるのが「鮨 ふじまさ」。
カウンター席と、職人さんが使うまな板の位置がフラットな設計なので、目の前でにぎる様子をじっくり見られるお席が良いですね~♪
「鮨 ふじまさ」のメニューは、おまかせコースのみ。
夜はスタート時間が3部に分かれていて、日曜・祝日は12時スタートのランチもあるんです。ちなみに、夜も昼も内容は同じなのだそう。
一番乗りで手持無沙汰だった私に、大将が『氷で冷やす木製の冷蔵庫』を見せてくださいました。
普通の冷蔵庫が2℃ぐらいなのに対し、氷の冷蔵庫の温度は7℃ぐらいなのだそう。冷やしすぎず、しっとり湿度が保たれて、魚が美味しく保存できるんですって。
予約された皆様も揃い、おまかせコースのスタートです。
最初の一杯は、シャンパンをいただきました。
ドゥラモット ブリュット 1,800円
コースは先付けや握り、一品料理など、当日の仕入れに合わせて23品前後とのこと。先に、アレルギーの有無やシャリの大きさを聞かれます。
「鮨 ふじまさ」おまかせコース
最初は、自慢のシャリを食べて欲しいと手巻きからスタート。
お店に入った時から気になっていたマグロのすき身は、冷たいままではなく、敢えて室温に近付けて口当たりをよくするためなのだそう。
本マグロすき身の手巻き ![]()
びっくりするほどパリパリの海苔と、シャリの美味しさ、マグロはとろけそう。
お客さん全員が「美味しい~」と声に出していました(笑)
「本日のネタはこちらです」
桐の箱に入った魚が美しい~
ブリのおろしポン酢![]()
脂ののったブリの上には、自家製ポン酢の大根おろしと芽ネギがたっぷり。
冷んやり大根おろしはさっぱりで、ブリの脂とのバランスが非常に良い感じ。
「ブリに脂がのってきたので、一昨日考えたメニューなんですよ」と大将。
「こちら、いま煮あがったヤリイカです」
周囲に甘い香りが漂いました。
子持ちヤリイカ![]()
10分ぐらいでサッと煮る事で、とっても柔らかい仕上がり。
タレをたっぷり、わさびもたっぷり付けてうま~
金目鯛(銚子産)![]()
脂がばっちりのった金目鯛は、少し炙ってあるので香ばしく、口の中で旨味が広がります。
アオリイカ![]()
一週間寝かせてあるので、ねっとり食べごろのアオリイカ。
「イカは細胞を壊すことで甘さが引き出されるんですよ」
という事で、表も裏もしっかり包丁が入れられたアオリイカは、塩でいただきます。
焼き牡蠣(東京湾産)![]()
なんと、東京湾産の牡蠣をいただくのは初めて!
殻ごと焼いて、最後に酢橘を一滴しぼっただけという、自然の味、海のミネラルを堪能しました。
河豚の白子の春巻き![]()
「次は春巻きです」
と言われて、お寿司屋さんと春巻きが結びつかず戸惑いましたが、河豚の白子の春巻きと聞いて興味津々。
「熱いので、気を付けてくださいね。でも、熱いうちに食べてもらいたいです」
うんうん、わかるー。
でもワタクシ、猫舌なんです…
意を決していただいてみると、、、
熱々トロトロで火傷寸前でしたが、本当の美味しい!
白子だけでなく、アクセントとして入れられた河豚皮のコラーゲンも良い感じ。
これは、機会があったらもう一度食べてみたい!!!
おススメの日本酒の中から「三千盛(みちさかり)」
辛口で、口当りがやわらかく飲みやすい日本酒です。
明石の真鯛![]()
塩と酢橘でいただいた明石産の真鯛は、いただいた後の余韻がすごい!
もう、この余韻だけで一杯いけそうです(笑)
さていよいよマグロのお時間。
この日は『大間のマグロ』がシーズン最後の入荷だったのだそう。
最初にいただいた手巻きも、大間のマグロのすき身でした。
大間のマグロ 赤身![]()
大将が、お醤油を刷毛で塗ってくれるので、このままひと口でいただきます。
食感はねっとりで、まるで漬けマグロのよう。
「イカを食べてるマグロなんで、甘さが良いですよね」と大将。
大間のマグロ 中トロ![]()
いかにも大間のマグロだという王道の一貫。
噛むたびにうまみが広がります!!!
大間のマグロ トロの漬け(辛子)![]()
トロの旨味を辛子が引き出す???
わさびでいただくのと、ひと味違う大間のマグロを堪能します。
大間のマグロ 大トロ![]()
握る直前に、厨房から温かいシャリが届きます。
敢えてシャリの温度を上げる事で、とろける食感がアップ♪
コハダ
![]()
何気にコハダ好きな我が家ですが、この位の大きさのコハダは、味が乗ってて好き。
ピカピカで美しいコハダにうっとり。
片面だけ炙り、半生のところも残しつつ甘さを出す匠の技。
口に入れたとたん、美味しさが伝わってきます。
炙ったとこはシャキシャキ、半生部分はモニュモニュの食感で甘い!
続いてのメニュー、茶わん蒸しの仕上中の大将とお弟子さん。
月替わりの茶碗蒸しは「鮨 ふじまさ」の名物なのだそう。
フルフルの茶碗蒸しの上に酢飯を乗せ、何やらトッピングして餡をかけています。
すっぽんの茶碗蒸し![]()
「先月は勢子ガニだったんですよ。来月はどうしようかな? 全部ぐちゃぐちゃに混ぜて召し上がってください」
車海老(鹿児島産)![]()
さっきまで活きていた車海老を茹でて、目の前で殻を剥いてにぎってもらいます。
活きていた証のミソもたっぷり!!!
甘くてブリンブリンな車海老を堪能しました。
いよいよ雲丹の登場です。
本日の雲丹、根室産の紫雲丹が美しい!
紫雲丹(根室産)![]()
通称「雲丹タワー」と表現される名物軍艦は、間違いなく幸せの味です。
煮穴子(塩+柚子、ツメ)![]()
半分は塩&柚子、もう半分は自家製のツメでいただく煮穴子。
ふわふわでとろける~
かんぴょう巻き![]()
濃いめの味付けに山葵たっぷりのかんぴょう巻きは、お酒のアテにもイイ感じです。
カッパ巻き![]()
目の前でお弟子さんが、きゅうりを桂向きして千切りしていたけど、まさかのカッパ巻きの具材だったのね。しかし、きゅうりってこんなに沢山巻けるものかしら?
シャキシャキのきゅうりの食感が心地よくて、美味しかった~
しじみ汁![]()
玉![]()
最後の「玉」は、表面がキャラメリゼされたスイーツ風。
というわけで、大満足だった「鮨 ふじまさ」のおまかせコース。
大将の気さくなキャラクターも楽しかったので、また行きたいな~
恵比寿 鮨 ふじまさ
《住所》東京都渋谷区恵比寿南1-18-12 竜王ビル2 2F
《電話》03-6303-0298
《営業時間》18:00~23:00(3部制)
《定休日》月曜日
※日曜・祝日のみ昼のおまかせコースあり
おまかせフルコース 24,200円(税込)
公式サイト https://sushi-restaurant-3913.business.site/