「箱根 彫刻の森美術館」では、来年1月5日まで、恒例の「箱根ナイトミュージアム」が開催されています。今年はエリアが拡大され、《幸せをよぶシンフォニー彫刻》もライトアップされるなど、更に見どころが増えました。
クリスマスやお正月に、夜の美術館で幻想的な時間を過ごしてみませんか♪
■箱根 彫刻の森美術館(THE HAKONE OPEN-AIR MUSEUM)
箱根の人気スポットでもある「彫刻の森美術館」は、1969年に開館した、日本初の野外美術館として知られています。
敷地面積は約7万平方メートル。
入り口の前でも、さっそく噴水彫刻《生命の響き》(新宮晋制作)が見られるなど、写真映えする作品が沢山見られます。
芝生が広がる展示エリアには、沢山の彫刻が点在しています。
野外だからこそ、季節に合わせていろいろな彫刻の表情が見られるのも、彫刻の森美術館の楽しみのひとつ。
そして、CMなどで話題のステンドグラスの塔、光の巨匠と称されるガブリエル・ロアール《幸せをよぶシンフォニー彫刻》は、ぜひ明るいうちに見る事をお勧めします。
昼間の《幸せをよぶシンフォニー彫刻》は、中に入ると、、、
色とりどりのステンドグラスの世界♪
らせん階段を一番上まで上れば、展望台のようになっていて
彫刻や周囲の山々を眺める事もできますよ。
この他、ピカソ館などの屋内展示施設、レストランやカフェもあるので、「箱根ナイトミュージアム」が目当ての方も、早目の時間に行くことをお薦めします。
■参加型ライトアップ「箱根ナイトミュージアム」
2017年から始まった「箱根ナイトミュージアム」は、入館者がただ見るだけでなく、LEDの提灯を手に持ち参加しながら、ライトアップを担うという面白さがあります。
プロデュースは、光のアーティスト高橋匡太(きょうた)さん。
この日は、高橋さんも来館され、お話を伺いながら一緒に楽しむことができました。
今年はライトアップの対象エリアは2倍に広がり、音楽も加わっています。
手に持つ提灯は、彫刻のライトアップに呼応して、青、ピンク、紫など色が変わります。
明るいうちに見た彫刻とは全く違う雰囲気。
ライトアップされる事で、凹凸などがはっきりとわかるようになったり、ドラマティックな表情が感じられたり、、、
そこに、このために製作された音楽も聴こえてきて、なんて素敵なの♪
そして、今回の「箱根ナイトミュージアム」のシンボル的な作品、《幸せをよぶシンフォニー彫刻》の前に到着でクライマックス!
髙橋匡太 《Glow with Night Garden Project in Hakone》
ガブリエル・ロアール《幸せをよぶシンフォニー彫刻》
光に包まれたステンドグラスの塔は、次々と表情を変えていきます。
高橋さんとは旧知の仲の作曲家山中透さんが制作した楽曲も流れ、幻想的な空間の高さ18メートルの塔。
ちなみに、外観がライトアップされるこの時間、塔の中はこんな感じ。
ここから入口まで引き返す時間は、暗くなった屋外エリアが、さらに幻想的になっています。
3年目の今年は、五十八点の彫刻がライトアップ。
「箱根ナイトミュージアム」開催中のライトアップ時間は、16:45~18:00。
この期間、ピカソ館も18:00まで鑑賞できます。
寒いので、しっかり防寒対策して出かけて下さいね!
箱根 彫刻の森美術館
「箱根ナイトミュージアム」
期間:2019年11月29日~2020年1月5日
住所:神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1121
開館時間:9:00~18:00(入館は17:30まで)
ライトアップ時間:16:45~18:00
入館料(ライトアップ体験も含む) 大人1,600円、高校・大学生1,200円、小中学生800円
定休日:年中無休
電話番号:0460-82-1161
アクセス:箱根湯本から箱根登山鉄道代替バス「彫刻の森駅」バス停下車徒歩2分または箱根登山観光S路線(観光施設めぐりバス)「彫刻の森美術館」下車すぐ
(箱根登山鉄道の箱根湯本~強羅間は運休中なのでご注意下さい)